■エドヴァルド・ムンク-生命のダンス-

■監督:セルヴィ・A・リンドセット(ノルウェー,1997年作品)
■好き嫌いや上手い下手で見たことがない。 それがムンクの絵です。 女性週刊誌の記事を昇華させ絵にしたように思えるからです。 絵を見るというより覗くようにです。 人間を覗くのです。
ムンクの履歴書を映像にした作品です。 両親・兄弟・親戚・恋人・友人らが写真で登場しますが同時に彼の日記が読まれ関連する絵が解説されます。 この三つを重ね合わせるとムンクが生き返える・・。 
彼は3人目の恋人を前に「絵か結婚か」で悩んでいます。 選択の人生を苦痛に感じた人だったのですね。 晩年はこれから逃げてしまった。 両親との距離の取り方に失敗したこともあるのでしょう。 死後に寄贈した絵画が1、100点、版画18、000点も結構な数です。
*YouTubeサイト、https://www.youtube.com/watch?v=i5lrnTmXe3w