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8月, 2010の投稿を表示しています

■三菱が夢見た美術館

■三菱一号館美術館、2010.08.24-11.03 ■タイトルにも付けているが、それでも三菱の宣伝広告が強く出過ぎている展示会だ。 明治時代の日本画から静嘉堂、東洋文庫、三菱ポスター、西洋近代画と展示されている。 日本画、西洋画は初めて見る作品多くて飽きない。 そして静嘉堂や東洋文庫の作品・位置づけがわかり知識が増えた感じだ。 しかし日本郵船と麒麟麦酒のポスターで1章を割くなど三菱の広告を見ているようだ。 今になって何故三菱はここまでグループを宣伝するのか理解ができない。 東京庭園美術館ほどではないが展示部屋が小さくて作品を遠くから眺めることができないのもつらい。 行った日は猛暑だったが冷房も効き過ぎていた。 寒いと言っている観客も多くいたので職員は確認すべきだ。

■藤本壮介展-山のような建築、雲のような建築、森のような建築-

■ワタリウム美術館 ■ http://www.watarium.co.jp/exhibition/1008fujimoto/index.html ■山・雲・森を建築に適用することの難しさを意識させてくれたわァー→  山雲森と洞窟の関係が見えないわァー→  2階会場に貼ってある解説は字が小さすぎるわァー→ かき氷の500円は高いわァー→  地下の本屋は配置替えしたので歩きやすくなったわァー→  1階のカフェの椅子が展示用なので立寄って座りたくなるわァー→ 雲のような建築ってすてきよネエーー→→☆←←  でも会場2階の透明なプラスチックの切れ端の作品は雲に見えないわァアー↑↑  4階の東京の縮小模型もよくわかないわァアー↑↑  洞窟がテーマのようだけど模型からは見えにくいのよォオー→→ 3階は床から針金を伸ばし先端に小作品を張り付け所狭しに展示していて、一番面白かったわよォオー↑↑  玄関・応接室・台所・書斎・寝室を渦巻きに沿って配置する作品はすてきねェエー↑↑  他にもナルホド作品がいくつかあったわよォー→→ 建物の中に木々を配置して外部と内部をハッキリさせない作品が多いわねェエー→→  ハッキリさせないと蚊や蟻が入ってくるじゃないィイー←←  私邸はハッキリさせて外部と内部をもっと近づけなさいよォー→→ 壮介サンは公共施設から逃げたいのネェー?→?→?  このため混乱が見えるわァアー↓↓  だから支援としてワークショップで、あたしの大作「大東京計画」を描いて提出しておいたわァアーー↑↑  壮介サーン↑↑見ておいてねエーン↑↑☆→ ☆→

■私を見て!

■東京都写真美術館 ■ http://syabi.com/contents/exhibition/index-16.html ■写真家一人ひとりの枚数は少ないけど50人のヌード写真展よ。 60年代までの作品がいちばんセクシーに感じるわ。 加工してないからよ。 年代が遡ると無機質にみえてくるわ。 撮る人も見る人も知識や解釈を持て余し過ぎね。 家族の章が面白かったわ。 大竹省二の「母子像」や沢渡朔「ナディア」がいいわ。 有田泰而や立木義浩も重量感が出ている。この美術館は歴史が好きなのよ。 歴史をいつも意識させられるの。 少し飽きてるけど・・、でも今回はヌード入門としてこれで俯瞰するのにはもってこいね。 「オノデラユキ写真の迷宮へ」も覘いてみたけどつまらなかったわ、・・この展示は夏痩せね。 そこのエロイお兄さん・・、ヌード写真をみたら純粋に感動してね。

■ザ・コレクション・ヴィンタトゥール

■世田谷美術館,2010.8.7-10.11 ■ピナ・バウシュの舞踊団ヴッパータールに似ているのでドイツかと思いきやスイスの美術館でした。 ゴッホの郵便配達人が目玉です。 ゴッホの黄色は世界が静かに燃えていくようです。 青色の激しく氷っていくのと違って暑い夏にとてもマッチします。 スイス人印象派のリーバーマンやコリントは下手糞です。 ナビ派のヴァロットンも同様です。 スイス人は絵の才能がありません。 以降ドイツ表現主義、キュビスムそして素朴派と20世紀前半までの有名画家を広く展示しています。 作品の多くは小粒です。 この為カネをかけない近代絵画世界一周旅行をしたような気分になりました。 この気分を持つことがヴィンタトゥールの狙いのようです。 *副題は「スイス発,知られざるヨーロピアン・モダンの殿堂」 *館サイト、 https://www.setagayaartmuseum.or.jp/exhibition/special/detail.php?id=sp00153

■アントワープ王立美術館展

■オペラシティ・アートギャラリ ■ http://www.operacity.jp/ag/exh120/index.html ■どうしてベルギーがこんなに繁盛するのォォー??  損保や文化やオペラで1年半に5展も開催よォオー↑↑ 場内は知らない画家ばかりだわアー↓→↓→  残りカスを集めたのねエー←← 多くが初公開ということは、よほど自信がなかったのねエー。  それは見てもわかるわアー←← ベルギーは寒過ぎるのよオー。 19世紀絵画は、やっぱ温かいところで生活してなくちゃだめねエー→→ ワウテルスの薄塗りなど好きになれる絵が何枚かあるわアー。 せめてもの救いねエー↓↓ デルヴォの豊饒な毛はいつ見ても身震いするわァアー↑↑  でも、あたしの方がゴージャスよォオー↑↑ ☆↑ ☆↑↑ ☆↑↑↑

■鴨居玲展

■そごう美術館,2010.7.17-8.31 ■何枚かの絵はみたことがあったのですが名前と初めて一致させることができました。 「静止した刻」は動作だけを瞬時に止めた感じでとても演劇的です。 画中人物の脳は激しく活動しているようです。 「酔っぱらい」や「自画像」も同じように芝居のひとコマを見ているようです。  暗褐色が多いなか深青色の3枚の絵は異次元の世界のようで新鮮でした。 裸婦はとても艶めかしさがあり上手いとおもいました。 「目を描くと表情が定まってしまう」と彼は言っています。 先日見た有元利夫は手足を描かない。 ハッキリ描くと不利な時代なのでしょうか? 展示構成が彼の死にかたを強調し過ぎています。 全ての絵が自死へつながっていくように見えます。 とても感動しましたが同時に暗い気持ちで館をあとにしました。 *館サイト、 https://www.sogo-seibu.jp/common/museum/archives/10/0717_kamoi/index.html

■借りぐらしのアリエッティ

■東京都現代美術館 ■ http://www.mot-art-museum.jp/ ■スタジオジブリだから絶対行かなくちゃ! 会場はアリエッティになりきって歩くことができるの。 鉛筆は1mもあるし、向日葵の種や虫たちも30cmの大きさよ。 いつも見ている雑草が背丈以上に拡大されてその中を歩くと目眩がしてくるの。 家の中に入ると30cmの角砂糖や服のボタンが置いてありアリエッティの生活が現実に見えるわ。 押井守「イノセンス」の背景がとても印象に残っていたけど今納得したの。 この背景のデザインが種田陽平だったのよ。 今回の展示も彼が監督よ。 種田陽平という新しい味方をまた発見したわ。 美術館はこうでなくちゃ。