■アルフレド・ジャー、あなたと私そして世界のすべての人たち ■寺田コレクション・ハイライト ■岩崎泰波
*下記□の3展を観る. ■東京オペラシティアートギャラリー,2026.1.21-3.29 □アルフレド・ジャー ■アルフレッド・ジャーの作品を見るのは初めてだったが、会場に入っても暫くは展示テーマが掴めなかった。 しかし配布された資料を読むことで状況が理解できた。 とはいえ、その資料は場内で読むには長文で、しかも作品の核心まで踏み込んだ内容である。 主催者側も、補足説明がなければ観客が戸惑うと考えたのだろう。 実際、私もその混乱に陥ってしまったようだ。 説明書を読みながら展示を進むのはなかなか疲れる。 そんな中で、心に残ったのが「サウンド・オブ・サイレンス」(2006年)である。 ある報道写真家がスーダンで撮影した一枚の写真をもとに、ジャーがドキュメンタ風に構成した映像作品だ。 その写真には「飢餓に苦しむ幼児の背後に、一羽のハゲワシが静かに立ち尽くす姿」が写っている。 後日、この写真はピューリツァー賞を受賞したものの、大きな物議を醸し、写真家は自ら命を絶ってしまった。 「見ることの責任」を問われたのである。 撮影後、写真家はその場を立ち去ったとされている。 この作品を通して私自身も多くのことを考えさせられた。 おそらく、ジャーという作家を忘れることはないだろう。 *美術館、 https://www.operacity.jp/ag/exh294/ □寺田コレクション・ハイライト ■場内をざっと一回りする。 今回は有元利夫、堂本右美、難波田史男の作品が脳裏に残った。 *美術館、 https://www.operacity.jp/ag/exh/detail.php?id=320 □岩崎泰波 ■何とも言えない面白い作品群だ。 観ていて飽きない。 「日常の見慣れたものがいつもと違ってみえるような瞬間を捉える」。 現実世界から出発しているので不思議な作品でも親しみが湧くのかもしれない。 *美術館、 https://www.operacity.jp/ag/exh/detail.php?id=321