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■ロトチェンコとステパーノワ

■東京都庭園美術館 ■ 展示を見ながらメイエルホリドが、ニジンスキーが、チェーホフが、カンディンスキーが・・・・どんどん広がっていくような展示方法がロシア構成主義の場合は必要である。 エイゼンシュティンの戦艦ポチョムキンやメキシコ万歳のシーンが頭の中に溢れ出でこないといけない。 このような広がりを持てたであろうか?  ルノアールやゴッホの鑑賞とは違い豊かな知識と想像力が必要な展示会だ。 庭園美術館内は小さな個室に分かれているのでどうも大きな流れを見る展示会には弱いのではないのか?   感動が沸き起こらないまま館を後にした。

■アーティスト・ファイル2010 ■クリストとジャンヌ=クロード展 ■芸術は可能か?

■アーティスト・ファイル2010 ■国立新美術館 ■別世界へ連れて行ってくれるのが良い作品だと思います。  7人の作家が出品していましたが絵画の森久保徹はこのチカラがありました。 福田尚代の本を加工した作品も面白かったです。 石田尚志は他展にも出店しているせいか疲れ気味でしたね。  そして残念ですが多くの作品は別世界への入口があるようには思えませんでした。 これが時代のリアリティーというものでしょうか? *館サイト、 http://www.nact.jp/exhibition_special/2010/af2010/ ■クリストとジャンヌ=クロード展 ■東京ミッドタウン21_21デザインサイト ■公共施設や広域自然地区が対象だと行政との調整・多大な事務処理・制約あるスケジュールなどをこなすので大変だと思います。  良質な初期作品は認めるが、後期作品特に自然を対象とする作品はそこまでやる必要があるのか!疑問におもいました。 *館サイト、 http://www.2121designsight.jp/program/candj/ ■芸術は可能か? ■森美術館 ■この美術館はガランとしていて個々の作品が孤立している。 ひとつひとつの作品は元気があるが思想的深みが見えないので空回りしている感じで目が回り出口がまったくみつからない。 やっと会場の出口をみつけた時はもはや芸術が理解できなくなってしまっていた。 題名の理解も不可能だということがよくわかった。 *館サイト、 http://www.mori.art.museum/contents/roppongix2010/index.html

■ジャンルー・シーフ写真展

■東京都写真美術館 ■シーフの写真って何も語っていないのね。 しかし写真を見ると語っているように見えるの。 そこがシーフの凄いところよ。 そして語っていないことを彼自身は知らなかった。 ワインの飲み過ぎね。 しかしこの写真展は拾いもの。 彼と出会えてよかったわ。

■ポンペイ展  ■ルートヴィヒ美術館展

□ポンペイ展 ■横浜美術館,2010.3.20-6.13 ■当時の暮らしぶりは少ない出品数ながらなんとかみえる。 説明文も分かりやすい。 言及していないがポンペイの奴隷はどのような生活をしていたのだろうか? 何度かポンペイ展を観ているが、2000年2月に品川インターシティーで開催された展示を超えるものは未だでていない。 しかしイタリアの明黄土色、ポンペイの明赤茶色はいつ見ても感動する色だ。 それに鳥が描かれている草木が揃うとポンペイの豊かさが沁み渡ってくるのが分かる。 *美術館、 https://yokohama.art.museum/exhibition/archive/2010/20100320-90.html □ルートヴィヒ美術館展 ■横浜そごう美術館 ■小粒な作品が多いがこの会場の大きさからいって妥当かつ入館者がすくないのでゆっくりと鑑賞できた。  ただし説明書が分かり易く書いてあったのでついつい読んでしまい鑑賞のじゃまになってしまった。 まったく腹立たしい。  1995年8月にもこの会場で同美術館展をおこなっていたのだが記憶にない。 今回も1年も経てば忘れてしまう内容だろう。 *美術館、 https://www.sogo-seibu.jp/common/museum/archives/10/0408_picasso/