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9月, 2013の投稿を表示しています

■アートがあればⅡ  ■色について  ■池平徹兵展

■東京オペラシティアートギャラリ、2013.7.13-9.23 ■ http://www.operacity.jp/ag/exh154/ ■ 9人の個人コレクション展です。 ・・もちろんカネが先ですが、作品を持つ前に管理を考えてしまいます。 自宅が広く倉庫も借りる必要があります。 結局美術館が自分の居間だと負け惜しみの考えに落ち着いてしまいます。 ・・コレクターは偉い! 思ったより突飛な作品は少ないですね。 こんな絵画、置物が自宅にあったらいいなーというのが大部分です。 中にはどうしようもないのもありますが。 写真も多いですね。 やはり管理が楽だからでしょう。 この中でアジェ、ブラッサイ、ブレッソン、ドアノー、ケルテス、レイのコレクションがありました。 しかもこれら写真家の中でも一番気にしていた作品だったので驚きです。 こういうこともあるのですね。 コレクターへのインタヴューは無回答になっていました。 ■ 色について、2013.7.13-9.23 ■ http://www.operacity.jp/ag/exh155.php ■ 常設の寺田コレクション展です。 気に入っている加納光於、落田洋子、奥山民枝、大野俊明が今回は展示してあり満足でした。 内間安星の虹のような作品もなかなかのものです。 企画展より充実感がありました。 ■ 池平徹兵展、2013.7.12-9.23 ■ http://www.operacity.jp/ag/exh156.php

■ミケランジェロ-天才の軌跡-  ■ル・コルビュジエと20世紀美術  ■国宝興福寺仏頭展

■ 国立西洋美術館 ■ミケランジェロ-天才の軌跡-2013.9.7-11.17 ■ 「システィーナ4K」の礼拝堂天井画を観て感動の涙が止まらなかった。 「人間の肉体こそが神の最高の創造物」。 これがミケランジェロのすべてよ。 だから「最後の審判」の後から描いた腰布がどれだけ惨めかあらためて落胆したの。  「真実を語るものは裸体」。 ミケランジェロォォォオオオ・・ *館サイト、 http://www.tbs.co.jp/michelangelo2013/ ■ル・コルビュジエ と20世紀美術,2013.8.6-11.4 ■コルビュジエが こんなにも沢山の絵を描いていたとは!知らなかった。 キュビスム系画家としてはイマイチだけど時代の流れを正確に走っているのは凄い。 でも建築と絵画の関連性はわからなかったわ。 建築を前提として観に行ったのがいけなかったのかもね。 *館サイト、 http://www.nmwa.go.jp/jp/exhibitions/2013lecorbusier.html ■東京芸術大学美術館 ■ 国宝興福寺仏頭展 ,2013.9.3-11.24 ■ 西洋美術館のついでに寄ったけどこれは儲け物よ。 唯識学派法相宗の本山が興福寺だったことを会場で知ったの。 「この世に存在するものは己の心が外に現れたものにすぎない・・」。  この唯識論は現代脳科学でも通用するとおもわない? この考えが二千年前に何故にできたのか? それは人間が持っている直感だとおもう。 生まれながらにして「世界が何であるか知っている」のが人間なの。 あとから経典などが作られたのよ、多分ね。 そして板彫十二神将像、銅造仏頭と木造十二神立像。 立像は頭に干支の動物を乗せているから笑っちゃった。 なかでも毘羯羅 (子)、招杜羅(丑) 、真達羅(寅)立像の表情は素晴らしい。 見応えのある面白い展示で奈良へ行きたくなってしまった。 *館サイト、 http://www.geidai.ac.jp/museum/exhibit/2013/kouhukuji/kouhukuji_ja.htm

■トスカーナと近代絵画

■ 損保ジャパン東郷青児美術館、2013.9.7-11.10 ■ http://www.sompo-japan.co.jp/museum/exevit/index.html ■ 「マッキアイオーリ」には斑点という意味を持っているらしい。 水分の少ない空間を光がまっすぐに射しこんで来るような絵が目に付く。 湿度の低い晩夏の風景にもみえる。 これがマッキーの明暗なのか? しかしトスカーナは新時代を捉えられなかった。 パリやミラノの影響が強くてマッキーは蒸発してしまったようだ。 そして首都はローマになりトスカーナは古い貴族と貧しい農民だけが残った。 近代は中産階級がいないところでは芸術も伸びない。 トスカーナの近代絵画史を辿った展示会である。

■幽霊・妖怪画大全集、福岡市博物館所蔵

■ そごう美術館,2013.7.27-9.11 ■ お盆までに観る予定が今になってしまいました。 しかも三井と横須賀も「妖怪」でしたが残念ながら行けたのはここだけです。 展示は福岡市博物館吉川観方コレクションのようです。 解説もわかり易く涼みながらの鑑賞は最高でした。 幽霊には円山応挙とその一派の存在が強かったことを初めて知りました。 そして浮世絵師豊原国周は住まいと妻を替えるのが癖だということもです。 引っ越しは100回近く、再婚は40回もしたそうです。 凄い! 江戸中期から昭和中期迄の日本の幽霊の全体像が楽しめました。 結構混んでいました。 夏休みの妖怪はデパートでは最高の企画ですね。 *館サイト、 https://www.sogo-seibu.jp/common/museum/archives/13/0727_yureiyokai/

■日本の絵・三瀬夏之介展

■平塚市美術館、2013.7.13-9.16 ■ http://www.city.hiratsuka.kanagawa.jp/art-muse/2013204.htm ■ 会場に入って、この画家の絵は時々見ていることを思い出した。 もちろん個展は初めてであるが、他画家の中でみるほうが衝撃力がある。 まとめてみるとこれが薄まる。 全体を俯瞰するような構成で小さく田畑や民家そしてビルも確認できる。 花火か星雲か? 十字架の星?が散りばめられている。 モヤモヤした神秘性もある。 題名の「神」が多いのも頷ける。 日本画らしいが、そのようにもみえる。 このモヤモヤモクモクムラムラした中から何かが出現するような感じだ。 これからもこの画家はモヤモヤモクモクムラムラを描いていくのかな? モヤモヤモクモクムラムラして何も見えなくなってしまうかもしれない 。