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■野又穫 Continuum 想像の語彙 ■寺田コレクション ハイライト ■小林紗織

■東京オペラシティアートギャラリー,2023.7.6-9.24 *以下の□3展示を観る. □野又穫Continuum想像の語彙 ■寺田コレクションで目にしていた野又穫をまとめて観られるとは嬉しい。 彼の作品群を眺めていると・・、建築図面に近い雰囲気が漂ってくる。 もちろん建築技術からは遠いのですが。 理由の一つは無機質だからでしょう。 植物などは雑草のように描くので図面として乱さない。 人を描いているのは「静かな庭園40」くらいです。 それも小さい。 建物や空の色は青・白・緑系でどれも同じにみえてくる。 どれも冷たい。 茶系が何枚かあったが目が温まります。 しかし、飽きてきますね。 <宗教>や<実存>が感じられない。 <歴史>も薄く<空想>と同列の<図面>に傾いているからでしょう。 後半、毛色の違った作品が展示されていたので気を取り直す。 それは夜景です。 光を描く。 ・・。 2014年以降の作品も最後に展示してある。 題名は「Continuum」。 彼が歩いてきた時間を遡っていくようにみえました。 *美術館、 https://www.operacity.jp/ag/exh264/ *「ブログ検索🔍」に入れる語句は、野又穫 ・・ 検索結果は3展 . □寺田コレクション ハイライト ■一息つくことができました。 ハイライトの為か作家を多めに作品は少なめにしたのでバラエティ感がある。 奥山民枝「犬の目の中の時間」(1995年)に再会! 犬好きの私には特別な一枚です。 野又穫「世界の外に立つ世界1」(1993年)もある。 コレクション展の野又穫はとてもいい。 1枚だけ、だからです。 彼の作品は連続(Continuum)展示に弱い。 それは建築図面に近づいていくからです。 *美術館、 https://www.operacity.jp/ag/exh/detail.php?id=290 □小林紗織 ■これは楽しい。 よくみるとコラージュです。 リズム感がある。 温かみもある。 ハイライトと小林紗織で再び野又穫展が生き返りました。 3展それぞれの位置づけが見事でした。 *美術館、 https://www.operacity.jp/ag/exh/detail.php?id=291