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3月, 2015の投稿を表示しています

■単位展-あれくらい、それくらい、どれくらい?-

■2121デザインサイト,2015.2.20-5.31 ■「単位とは禅宗寺院で修行僧1人に与えられる畳の大きさ・・」とWIKIにあります。 単位が仏教用語とは知りませんでした。 古典物理学を履修すると「次元解析」を習います。 いわゆる次元としての単位です。 単位とは何か? 次元を知ってこの答えが腑に落ちたことを覚えています。 会場では物理単位以外も多く扱っているのが楽しいですね。 対象物と単位の間に人間身体を見えるように仲介させているので理解し易い。 春休みに中・高校生に見せたい展示会の一つに掲げてもよいでしょう。 *美術館、 http://www.2121designsight.jp/program/measuring/

■丹下健三が見た丹下健三1949-1959

■ギャラリー・間、2015.1.23-3.28 ■ http://www.toto.co.jp/gallerma/ex150123/index.htm ■丹下健三は写真を撮るのが好きだったんだ! 写真集も出版しているようね。 会場にはコンタクトプリントがづらりと並んでいるの。 だから顔を近づけないと見えない。 広島平和会館工事現場の何もない周辺が印象的ね。 それと今はない東京都庁舎、・・あとイタリア旅行もね。 写真の中の彼の蝶ネクタイ姿をみると何故か岡本太郎を思い出しちゃうの。 知へ接近する行動様式が似ている感じがする。 「美しきもののみ、機能的である」は太郎と表裏の関係かしら? でもファインダーに映っている像はどれも平凡だわ。 プラス事務的な記録も含めようとしたのね、きっと。

■ルーヴル美術館展-日常を描く、風俗画にみるヨーロッパ絵画の真髄-

■国立新美術館,2015.2.21-6.1 ■このようにテーマを絞り込んでもらえると有り難い、特にルーヴルの場合には。 あらためて日本と比較するとそのリアルさに驚く。 15世紀の「物乞いの少年」なら当時の日本ではゴロゴロといたであろう。 貧乏と貧乏人の違いかもれない。 ヨーロッパの風俗画は貧乏人を描いた。 カネを数える作品も多く展示されていたが誰が数えているのかが問題のようだ。 両替商か商売人か召使か乞食か?・・。 16世紀から19世紀のヨーロッパ日常を描くというのは、まさにピケティの「資本収益率r>経済成長率g」を描くことである。 絵画への道徳的・教訓的な意味付けはr側住民の戦略である。 日本の特異性は20世紀まで続く。 戦後日本は貧乏だったが貧乏人は見えなかった。 しかし21世紀は岐路に立つ。 作品は日本の未来を表しているのかもしれない。 ということで流行のピケティの色眼鏡を掛けて会場を観て回った。 *主催者サイト、 http://www.ntv.co.jp/louvre2015/