■モディリアーニ-真実の愛-

■監督:M.デイヴィス,出演:A.ガルシア,E.ジルベルスタイン
■20世紀初頭のアメリカ映画をみているようだ。 派手な銃撃戦もある。 ピカソがアル・カポネでモディリアーニがFBIエリオット・ネスと言ったところか。 パリの匂いがしない。
副題はモディリアーニの恋人ジャンヌ・エビュテルヌの科白に出てくる。 彼女はモディリアーニ35歳の死の二日後に自殺している。 ジャンヌとの同棲は貧困と彼の結核・飲酒・麻薬で乱れている。 彼は他人に対してピエロであり自身に対してニヒリストにみえる。
しかし当時の画家が勢揃いするのは気持ちが良い。 ルノワール、ピカソ、キスリング、スーチン、ドラン、ユトリロそしてJ・コクト、M・ジャコブ・・。 そして彼らの着物パーティやモディリアーニが幻想としてみるパレードの場面は美しい。 2005年作品。
*作品サイト、http://www.albatros-film.com/movie/modi-movie/