■画鬼暁斎-幕末明治のスター絵師と弟子コンドル-

■三菱一号館美術館,2015.6.27-9.6
■暁斎の凄さがズズズッと押し寄せてくる展示構成になっている。 一日に200枚も描いていたようだ。 墨のキザキザの動きはもはや文字とみてよい。 小説家になった気分で、文章を書く気分で彼は描いていたのではないだろうか? 小説家が一日200枚書くようなものである。
10点近くのメトロポリタン美術館蔵の作品も楽しむことができた。 それにしてもこんなに太った鯉は見たことがない。 コンドルもそれを真似ているから笑ってしまう。  暁斎は近代に生まれた現代日本マンガ界の先駆者だというのが観終わっての印象である。
*美術館、三菱一号館_no.6.indd (getshifter.co)