■フランク・ロイド・ライト

■監督:K・バーンズ,出演:フランク・ロイド・ライト
■(アメリカ,1997年作品)
■ライトの建築物は空と土があれば砂漠でもジャングルでも似合うと思います。 横に伸びる力強さが水平線を受け入れ、重さのある素材が垂直線を受け止めて自然と一体化できるからです。
論じられる作品は「タリアセン」「ミッドウエ・ガーデン」「帝国ホテル」「カウフマン邸落水荘」「ジョンソン・ワックス社」「グッケンハイム美術館」。
個人住宅は住んでみないと何とも言えませんね。 強さで潰されてしまいそうな感じもします。 会社や美術館は個人住宅とは違った独創性が溢れている。 そこで活動する人々にインスピレーションを与えてくれそうです。 「ジョンソン・ワックス社事務棟」は気に入りました。
不倫事件や放火事件で低迷が続いていたが70歳で返り咲くとは凄い。 インタビュでP・ジョンソンが彼を「造形芸術の最高峰である」「天才である。 いつも嫉妬していた・・」などなど称賛していましたが、近代建築家では公私とも異色にみえます。
*Filmarksサイト、https://filmarks.com/movies/30926