■N・S・ハルシャ展、チャーミングな旅

■森美術館,2017.2.4-6.11
■インドといえば仏教やヒンズー教美術、戦後では日本人画家がインドを題材にした作品しか思い浮かばない。 ハルシャは初めて聞く画家です。 作品をみると政治や経済に翻弄されつつも20世紀の素朴さが漂っている。 
グローバル化の波や国家を論じている作品と南インドの生活を前面に出している展示は具体的です。 一人ひとりの表情や衣装が違う反復作品も時代を追って洗練されてきている。 しかし人口13億人はやはり大きい。 試行錯誤で事を進めるしかない。 ハルシャの旅は続く。 現代インドの強さと弱さが出ていますね。
*館サイト、http://www.mori.art.museum/contents/n_s_harsha/index.html