■片山正通的百科全書  ■ブラック&ホワイト|色いろいろ  ■田中彰

■東京オペラシティアートギャラリ,2017.4.8-6.25
■片山正通的百科全書
■会場に入ると株式会社ワンダーウォール建屋模型が映像と共に置いてあります。 次の書籍とCDが一杯の棚そのままの展示をみて、会社=仕事より彼の趣味で集めたコレクション展だと分かります。 作品はどれも一筋縄ではいかない。 先へ進むと絵画彫刻写真から家具そしてシロクマくんまでいる。 チラシにもあるようにヴンダーカンマを意識してる。 万華鏡のような光景が楽しいですね。 しかし展示品は社内の多くの部屋を飾っているものだと知りました。
美術館隣の書店には彼のインテリアデザイナーとしての成果物が置いてあります。 たとえばユニクロ、ユナイテッドアローズ、トヨタレクサス・・などなど。 どれも整然さを持っていますね。 とても機能的にみえる。 彼のブランディンング・スペース・コンセプトが世界で支持されている理由が分かる気がします。 でも展示作品と仕事との繋がりはやはり見えない。
*館サイト、https://www.operacity.jp/ag/exh196/
■ブラック&ホワイト|色いろいろ
■多くは初めての作品なので楽しめました。 いつも40人近い作家が登場するので飽きが来ない。 加納光於「まなざし」シリーズの絵具の引き延ばし方法は瀧口修造もインクで実験していたのですね。 田中清光も同じような手法を採っています。
*館サイト、https://www.operacity.jp/ag/exh197.php
■田中彰
■木版画のようですが縄文人が土器を造った時のおまけのような作品にみえました。
*館サイト、https://www.operacity.jp/ag/exh198.php