■モーリス・ドニ、いのちの輝き 子供のいる風景

■東郷青児美術館,2011.9.10-11.13
■モーリスと聞いてユトリロのほうを思い出してしまいました。 去年ここで開催した「モーリス・ユトリロ展」のことです。 ユトリロがアル中と奴隷のような生活だと知った後は絵も違ったようにみえてしまったことです。
今回も作品だけを見せてはくれませんね。 弥が上にもドニの生活に入っていきます。 多くは二人の妻と9人の子供たちの絵です。 これにカトリック世界を背景に描くのですからいのちが輝きます。
光あたるところは乳白色ですから母親の肌の中に包み込まれる感じです。 感動するというよりは何かホットする気持ちになります。 これだけの数のドニを観ることが出来て幸せです。 それにしてもユトリロとは対照的ですね。
*館サイト、https://www.sompo-museum.org/exhibitions/past/2011/