■ハプスブルク展、600年にわたる帝国コレクションの歴史

■国立西洋美術館,2019.10.19-2020.1.26
■ハプスブルク一座の顔見世と言ってよい。 マクシミリアンからエリザベトまで主要な役者が総出演ですから。 8人の役者絵は何度みても飽きない。 おたふく風邪に罹っているようなルドルフ2世やヨーゼフ一世が一目惚れしたエリザベトの美貌は一度みたら忘れられません。 安定感漂うマリア・テレジアと明るいアントワネットもです。 顔長フェリペ4世に娘マルガリータ・テレサは似てませんね。 母親似ですか? 中世最後の騎士マクシミリアンは彼の甲冑が展示してある。 カッコイイですね。 彼がウィーン少年合唱団の生みの親とは驚きです。
この展示は誰がコレクターだったのかを教えてくれます。 フェルディナント・カールやレオポルト・ヴィルヘルムなどの名前もあがる。 クラーナハ、デューラー、ブリューゲルなど高北緯の画家が目に付きますがベラスケスも頑張っています。 レンブラントやティツィアーノの前に来ると周りの空気が緊張しているのがわかる。 作品が散けていて飽きのこない会場でした。 600年の総論と言ってよいでしょう。
*日本オーストリア友好150周年記念展
*館サイト、https://www.nmwa.go.jp/jp/exhibitions/2019haus_habsburg.html
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