■フィリップ・パレーノ展、オブジェが語りはじめると

■ワタリウム美術館,2019.11.2-2020.3.22
■どれも古臭いですね。 電気仕掛けのオブジェ作品がぽつぽつ並んでます。 例えば電気スタンド、スピーカーを内蔵した石、溶けて形が見えなくなった雪だるま・・。 1994年以降の作品とありますが、20世紀後半開催のテクノロジーを利用したオブジェ系美術展にみえる。
「・・オブジェたちは互いに会話をはじめる。 ・・周囲の細かな出来事や温湿光などに反応している。 ・・」。 どうやら技術的には高度らしいが見た目は分からない。 電気配線が剥き出しで材料も安っぽくみえるからです。
一つ一つの作品を分けず全体の雰囲気を観るのでしょうか? 「展示会(場)を一貫したメディアと捉える・・、出来事が展開する空間であり・・、個々の作品の意味ではなく・・、(場は)オープンスペースになり・・、時に応じて変化する・・、(場を)訪れることが時空の境界や感覚的経験を体験する・・」。 何んとなしに分かりますが・・、何んとなしに感じますが・・、何と言ったらよいのか・・。
*館サイト、http://www.watarium.co.jp/exhibition/1910pareno/index.html