■写真の時間  ■嶋田忠、野生の瞬間  ■しなやかな闘い、ポーランド女性作家と映像

■東京都写真美術館,2019.7.23-11.4
□写真の時間-TOPコレクション,イメージを読む-
■今年のテーマは「イメージを読む」。 とは言っても収蔵作品展よ。 「制作の時間」「イメージの時間」「鑑賞の時間」の3章から成り立っているの。 7割は観たことのある作品だわ。
でも記憶に無いのが奈良原一行「消滅した時間」からの十数枚。 アメリカ中西部の風景画だけど、トム・ジョード一家やワイアットとビリーが通った跡が微かに残っている。 2章の「イメージの時間」とは作者と観客の思い込みがぶつかる時間ということね。
*館サイト、https://topmuseum.jp/contents/exhibition/index-3439.html
□嶋田忠,野生の瞬間-華麗なる鳥の世界-
■鳥の名前を覚えるのには最適ね。 モズがこんなに明るい色をしていたとは! もっとくすんだ色をしていたんじゃない? 火の鳥アカショウビンは初めて見る。
5章熱帯雨林ニューギニアは鳥のような仮想をした現地人が面白かった。 現地人と鳥との関係で1章を割いてもいいわね。 作家が聞いたら落胆しそう。
*館サイト、https://topmuseum.jp/contents/exhibition/index-3412.html
□しなやかな闘い,ポーランド女性作家と映像-1970年代から現在へ-
■ポーランド女性作家20人強の映像作品を紹介しているの。 社会主義解体前と後、2010年代、そして現代の4章仕立て。 21世紀を二つに分けるのは納得できる。 それだけ時代の進み方が速い。
作品全てを観るには3時間は必要。 女性から発信する映像は興味も出る。 粗いけど社会問題をテーマにしている作品が多い。 それはしなやかな闘い! 遠い国ポーランドがずっと近くなる、と同時に世界もね。
*日本・ポーランド国交樹立100周年記念
*館サイト、https://topmuseum.jp/contents/exhibition/index-3443.html