■松方コレクション展  ■モダン・ウーマン、フィンランド美術を彩った女性芸術家たち

■国立西洋美術館,2019.6.11-9.23
■コートールドの帰りに松方幸次郎のコレクションも観ることにしたの。 国内外に散逸した作品も出品されているから。 二人は1876年と66年生まれで同時代を生きている。 でも収集の意図が違う。 松方は「日本国民が等しく美術作品を楽しめるように・・」と。 このためか会場に入った途端カオス状態よ。 作品が壁一杯に展示されているから。 しかも購入過程順に並んでいるの? これもカオスを呼び寄せる。 コートールドより混雑しているのも驚きね。 当時の画廊を回って購入しているので印象派とその周辺が強い。 モネを中心に再び観ることができ今日は最高ね。 ゴーガンも「扇のある静物」で今夜はグッスリ。
「モダン・ウーマン」は常設会場を使っての展示。 松方コレクション展で場所が空いた為ね。 「・・ロシアからの独立運動、そして1917年に誕生した新しい国家」フィンランドで「最初の美術学校は男女平等の教育を奨励・・」から生まれた7人の画家を紹介。
最初のマリア・ヴィークが気に入る。 質感が素晴らしい。 次のヘレン・シャルフベックもいいわね。 あとエルガ・セーセマン。 ・・素描・版画の部屋に続く。
しかしフィンランドは遠い。 知っているのはムーミンのトーベ・ヤンソンくらいかな。 建築ではアルヴァ・アールト、映画のアキ・カウリスマキ。 カウリスマキはジム・ジャームシュや小津安二郎の影響を受けている。 この監督3人の作品はとても好きなの。 ・・話が寄り道に、御免ネ。
再び常設展へ。 ロダンの彫刻は企画展へ出張中でガラガラね。 常設会場の残った絵画をみると戦後の購入作品が分かって面白い。
*国立西洋美術館開館60周年記念
*館サイト、https://www.nmwa.go.jp/jp/exhibitions/2019matsukata.html
*日本・フィンランド外交関係樹立100周年記念
*館サイト、https://www.nmwa.go.jp/jp/exhibitions/2019modernwoman.html