■自然国家 THE NATURE RULES

■発案・構成:崔在銀
■原美術館,2019.4.13-7.28
■「自然国家」とは自然が治める国なの。 朝鮮半島DMZ(非武装地帯)の巾4km全長250kmのエリアは60年経った今、自然国家が成立しつつある。 そこには100の絶滅危惧種を含む5000種の生物が暮らしているの。 でも300万個の地雷が敷設されていて、人間の対立によって生まれた豊かな生態系を持つ<国家>と言わざるを得ない。 この生態系をいかにして後世に手渡していくのか?
このエリアに対して崔在銀と賛同者が2014年に「大地の夢プロジェクト」を立ち上げていくつかの提案をしている。 これを可視化したのが今回の展示会よ。
空中庭園や種子貯蔵案もいいけど両国が和解した以降にも「自然国家」が継続できないとだめ。 巾が4kmと狭いから技術的には可能かな。 アフリカ等と違って全250kmの管理も容易だわ。 今回は「自然国家」を多くの人に知ってもらうためには必要。 そして平和が訪れた後の「自然国家」持続可能な作案に直ぐに取り掛かるべきね。
*館サイト、http://www.haramuseum.or.jp/jp/hara/exhibition/433/