■クリムト展、ウィーンと日本1900

■東京都美術館,2019.4.23-7.10
■この美術館の企画展はいつも混み合う。 たとえば昼休みや閉館まじかを狙うなど時間をずらせて行くことが多い。 副題にウィーンが入っているが、先日観た「ウィーン・モダン」を絞り込んだ構成でクリムトと親近者で埋め尽くされている。 絞り込みが成功している。 各章の配分も浅からず深からずちょうど良い。
後半の「風景画」と「肖像画」が印象に残る。 金箔時代は「女の三世代」、金箔以後では「オイゲニア・プリマフェージの肖像」が気に入る。 クリムトのほぼ全てを観た満足感がある。 前半は弟エルンスト、友人フランツ・マッチュとカンパニーを設立して劇場からの請負を始めた話が面白い。 副題は「日本」を入れるより「Compagnie」を前面に出したほうが現代と繋がるだろう。
ショップで「KLIMT RE LOADED」をパラパラ眺めてから買う。 今もパラパラさせているが、これからパラパラつまみ読みをしようかと思う。
*館サイト、https://www.tobikan.jp/exhibition/2019_klimt.html