■アートと人と美術館 meet the collection

■横浜美術館,2019.4.13-6.23
■館所蔵作品から300点を紹介する展示で、4人の作家をゲストに招きコレクションと対話をさせる試みをしています。 この館は企画展の後に常設展が続く部屋構造になっているので常設品を見る機会が多い。
好きな一枚はジョアン・ミロ「花と蝶」です。 今回はゲスト淺井裕介の作品が力強くてミロが沈んでしまっていた。 これも・・、面白い。
「こころをうつす」ゲストの束芋「あいたいせいじょせい」も次の鏑木清方以降とは混じり合っていかない。 むしろ「春宵怨」「遊女」がいつもより輝いている。 ゲストとコレクションの時代落差の面白さでしょう。
所蔵品とシンクロしていたのは今津景ですか。 「イメージをつなぐ」でシッカリと繋がれていました。 そして「モノからはじめる」菅木志雄の作品はモノというより材木そのままですね。
気に入った章は「あのとき、ここで」です。 元号切替時期に合わせた章にみえる。 有名写真家の有名作品がズラッと並んでいて20世紀を一望できる。 100年を一息に体験したような感覚が襲ってきます。 横浜焼きの宮川香山の特集では息抜きができました。
*横浜美術館開館30周年記念
*館サイト、https://yokohama.art.museum/exhibition/index/20190413-531.html