■古代ギリシャ、時空を超えた旅

■東京国立博物館・平成館,2016.6.21-9.19
■ギリシャ6千年の歴史を2時間で観てきたの。 ほぼ全ての時代の作品を並べられるのが古代文明の証ということね。 生き生きとしたミノス文明迄と戦いの匂いがするミュケナイ文明の違いは舞台が島から大陸に移動した為かしら? 戦争が文明にまで及ぼすには陸地が必要なのかもしれない。 逆に「漁夫のフレスコ画」のように裸が芸術にまで昇華できるのは海からの力だわ。 次の暗黒時代は気にかかるけど説明が省いてある。 幾何学様式時代も謎深いわね。 そして再びギリシャらしい時代になる。 「クーロス像」と「コレー像」は展示の中では一番かな。 でも結局は大陸のマケドニアに征服されてしまう。 ギリシャ文明は海に向かう時代が一番躍動感があったというのが理解できたわ。 会場のいたるところにその時代の海の香りが残っているからよ。
*館サイト、https://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1787