■複製技術と美術家たち、ピカソからウォーホルまで ■横浜コレクション展2016年度第1期

■複製技術と美術家たち-ピカソからウォーホルまで-
■横浜美術館,2016.4.23-6.5
■富士ゼロックス版画コレクションとのコラボらしい。 ゼロックスは初めての作品が多いので新鮮です。 横浜美術館所蔵品と並んで展示されています。
W・ベンヤミンの言葉が随所にみられる会場です。 展示タイトルも彼の作品に直結している。 彼はアウラの喪失について良くも悪くも両方を論じているようです。 まず写真の登場ですが、そこで「肖像写真は長時間露光のためアウラが発生する」。 次には「ガラスにはアウラが無い」。 頷いてしまう言葉が並んでいます。 アウラは衰退しているが無くなったのではない。
キャプション文は分かり易いが奥がある。 途中M・エルンストが待ち伏せています。 横浜美術館はエルンストが得意のようですね(*1)。 ゼロックスはハードを通した作品もあるので非連続にみえます。 ゼログラフィーの章では岸田良子の作品が目に留まりました。 後半終わりはウォーホルと一緒に荒川修作・吉田克朗など日本の作品まで登場するので疲れました。 途中でベンヤミンを見失ってしまったようです。 ところでベンヤミンで好きな作品は「モスクワの冬」。
*1、「マックス・エルンスト-フィギアxスケープ-」(2012年)
*館サイト、http://yokohama.art.museum/special/2016/mechanicalreproduction/index.html
■横浜コレクション展2016年度第1期
■女性画家の作品集のようです。 知らない名前もあるが見た絵が多い。 気に入ったのは常盤とよこの写真集です。 
*館サイト、http://yokohama.art.museum/exhibition/index/20160423-469.html