■岸和郎、京都に還る

■ギャラリー間,2016.1.28-3.20
■材料の薄さや梁の露出などからプレハブ住宅を思い出してしまう作品が多いですね。 でもこのような建物は日本に、もちろん京都にも似合うとおもいます。 軽さのある感じが良いのです。 壁や戸や窓の素材・部品・構造が進歩したので薄さのある家は合理的にもみえる。 コルビュジエから豪華性が取り除かれている。 たとえば大学建物3作品が並べられていますが、1982年の京都造形より2010年の京都工繊、それより2014年の京都大学のほうがパフォーマンスの良さと未来が表れている。 映像を見てもこの差異がわかります。 一般住宅はこの構造丸出プレハブは好きになれない人もいるかもしれない。 でも薄さ細さ軽さの追求は日本の自然や環境と調和するはずです。
*館サイト、http://www.toto.co.jp/gallerma/ex160128/index.htm