■僕の身体、あなたの声、六本木クロッシング2016展  ■インドネシア現代美術のアプローチ

■僕の身体、あなたの声-六本木クロッシング2016展-
■森美術館,2016.3.26-7.10
■作品と作家の関係が直接結びついている為、まずは作家がどういう人なのか考えてしまいます。 しかも初めての作家ばかりです。 このため作品に入っていく過程が複雑で長い。 彼らはどこにでもいる人々にみえます。 でも扉を開けないと会えない。
直球で投げてくる片山真理の部屋を見ていると心身の揺れも直球で響きますね。 松川朋奈「朝4時までは待っていて」は身体を複雑に感じ取ることができます。 
佐々瞬「旗の行方」は好みの布や形で国旗を作りこれを振ったり掲揚します。 これだけでも国家の見方が大きく変化するのがわかる。 藤井光「帝国の教育制度」は戦時中の日本の教育映像を見ながら韓国の若者が議論する作品です。 記録映像を見て教育と身体が強く結びついていくのは衝撃的でした。
20組のアーティストが展示されていたが映像が多いため時間がかかります。 映像は直観で取捨選択しましたが当日なら端末から映像が見られるといいですネ。
*館サイト、http://www.mori.art.museum/contents/roppongix2016/
■インドネシア現代美術のアプローチ-1970年代ニュー・アート・ムーブメント以降-
■ニュー・アート・ムーブメント(GSRBI)の紹介です。 インドネシア現代美術は初めてです。 インドネシアの生活や美術史など基準となるものがわからないので浮いてしまいますね。 しかも数十年前の作品を見ても実感が湧きません。 条件無視でスパッと観るしかありません。
*館サイト、http://www.mori.art.museum/contents/mamproject/mamresearch/index.html