■ドローイング・ザ・ライン

■監督:E・オーバート,出演:K・ヘリング,D・ホッパ
■キース・ヘリングの紹介映画である。 彼の作品をみると書道を思い出してしまう。 言語的だからである。 ユーモアのある太い線の単純な構図は一度見ると忘れない。 彼がSVAで記号論をかじったのも影響しているのだろう。
60年後半のアウトサイダーを80年代に繋げた一人にみえる。 美術館には向かわない。 しかも彼の作品は異社会に溶け込める力を持っている。 上演時間が30分だったが楽しめた。