■アルベルト・ジャコメッティ-本質を見つめる芸術家-

■監督:H・バトラ,出演:H・C=ブレッソン,バルテュスほか
■(スイス,2005年作品)
■ジャコメッティが上着で頭を隠して雨の中を歩いているブレッソンの写真で幕が開き、この写真で幕が閉じる。 親族や友人・同僚などのインタビューと彼の著書「エクリ」(?)の朗読で構成されている。
彼は言う、「生者と死者の違いは視線があるかないかだけである」「目をやってしまえばあとはなんとかなる」。
バルテュスやジャン・ジュネがジャコメッティを語る、「彼はどこでもデッサンをしていた」「彼は紙が無くても指が机の上を動いていた」。
アンドレ・ブルトンは言う、「頭部が何であるか知っている」。 ジャコメティはこの言葉を聞いてブルトンと絶交しシュルレアリズムから離れていったようだ。 彼はよく笑いユーモアが有り情熱と好奇心の塊のような人であったらしい。
*FILMARKSサイト、https://filmarks.com/movies/61825
*動画サイト、https://www.youtube.com/watch?v=-N9zTu5NqGY