■レンブラント、光の探求闇の誘惑

■国立西洋美術館,2011.3.12-6.12
■版画は疲れますね。 混んでいると他観客にも気を遣うし、作る側の時間や労力もそのまま伝わってくるようです。 ステートや紙質の違いを強調する解説にはナルホドと納得しますが身心からの感動は湧き出てきません。
途中の絵画がオアシスになります。  レンブラントの肖像画はいつもながら作品に漂っている16世紀?独特の感情が邪魔をしていて純粋世界へ行けません。 しかし衣服の色合いや輝きは素晴らしいですね。 中でも「音楽を奏でる人々」が記憶に残りました。
ところでチラシに「光と影の真の意味を再検討する」とありました。 残念ながら真の意味などわかりませんでした。 今回は局所変化を微分的な方法で捉えて近ずこうとしているようですが、真の意味の検討結果をHPにそろそろ出して欲しいですね。