■ヴィジェ・ルブラン展

■三菱一号館美術館、2011.3.1-5.8
http://mimt.jp/vigee/
■前半は同世代の女性画家、後半からルブランが主の展示。 でも肖像画はその時代の描き方の基準があるようだからどれも似たり寄ったりね。 ガブリエル・カペの絵はレンピッカを思い出すわ。 静物画も数点あったけどだめね。
ルブランの1790年前後の作品は肌がつやつやしていてとても健康的な絵が多いわ。 目の回りの青い血管まで透き通って見えるのよ。 特に1791年と94年の自画像は素敵だわ。
マリー・アントワネットとの親しさ、サロン感覚、遠い権力・・。 バロックの中からロココがはっきりと浮き出てくるのが見える感じね。 時代に流されていく弱さも含めて、ロココのひとつをテーマにした今回の展示はとてもよかったわ。