■20世紀のポスター、タイポグラフィ

■東京都庭園美術館、2011.2.26-5.8
http://www.teien-art-museum.ne.jp/exhibition/typograph/index.html
■20世紀前半はドイツ語、都市はチューリヒのポスターが多く出品されていたがここが中心だったのかな? 変化したのはコンピュータを利用した80年代だが、だからといってポスターの素晴らしさが向上したとは思えない。 複雑に無機質になっただけにみえる。
街中に貼ってあるポスターを足を止めて見るのが一番だ。 その時代ばかりか、身の回りの事までを強烈に関係づけてくれるから。 だから美術館で観る場合は貼ってある風景を想像する力が必要だ。 しかしUSSRの文字を前にしても、今や想像さえできない。ポスターは写真に近い。 でも今回は文字がテーマだ。 文字の美しさや技術を適用することは重要だが、文字は見る者を理性的にする。 それは作品を前にして考えてしまう。 文字だらけのポスターは考えるから想うに行けるかどうかで良し悪しが決まると思う。