■マン・レイ展、知られざる創作の秘密

■国立新美術館,2010.7.14-9.13
■レイの写真のどこが面白いんだろう。 被写体の人物は生き生きしていないし、社会から孤立しているかのようだ。 レイが意識してこのように撮ったとは思えない。
「・・・彼は無関心ではなくて無頓着だ」と解説にあったようだが、レイを言い当てている。 彼は多忙だつた。 戦略のない多くの興味を持った忙しさだ。 その結果が素人レベルの多作だ。
しかし20世紀が彼の興味を救った。 時代は裏切らなかった。 ・・若いニューヨーク時代の作品は楽しめた。