■シャガール展

■東京芸術大学美術館
http://www.geidai.ac.jp/
■「ロシア芸術家たちと一堂に展示して欲しい」とシャガールは言ってるが本心だろうか? 彼の作品を見てもそう思えない。
彼の故郷に芸術など無い。 幼少時代から結婚時代の人生の思い出だけで頭は一杯なのだ。  マレーヴィチとの確執で二度と故郷へ戻らなかったことからもそれはわかる。 そして孤立の画家だが時代がそうさせなかっただけだ。
否応なしに20世紀前期潮流に溺れた。 そして20世紀後期は潮流から外れ過ぎ長生きし過ぎたので目立ってしまっただけだ。 それだからこそパリ・オペラ座天井画、メトロポリタンの魔笛は輝いているのかもしれない。