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■ダムタイプ2022:remap ■アートを楽しむ ■画家の手紙

■アーティゾン美術館,2023.2.25-5.14 ■6階会場は暗くてウロウロしてしまいました。 入口の挨拶文も読めない暗さです。 慣れても作品の規模や境界がよく分からない。 周囲にレコード盤が置いてあり、レーザー光や音が闇に漂っていて、中央付近の2箇所に映像が映し出されている。 帰宅した今説明書を読んでいます。 「・・空間にただよう信号から、なにを情報として受け取り、問として引き受けるのか。 形をつかめないもの、聴き取れない音、届かない場所に対して、今どのような想像力を持っているのか・・」。 緊張感を持って会場を歩かないといけなかった。 厳しい空間でした。 当美術館とダムタイプは毛色が違うので戸惑ってしまいました。 *ダムタイプ第59回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展日本館展示帰国展 *ダムタイプ、 https://www.artizon.museum/exhibition/detail/555 *「ブログ検索🔍」に入れる語句は、ダムタイプ ・・ 検索結果は5ブログ . ■5階の「アートを楽しむ」は所蔵品から数点を選び詳細な解説を付けるという試みです。 裏話や人間関係などから作品を膨らまして楽しく観ることができました。 「画家の手紙」も手紙が中心だが、この延長にある企画でしたね。 *アートを楽しむ、 https://www.artizon.museum/exhibition/detail/65 *画家の手紙、 https://www.artizon.museum/exhibition/detail/556

■ブルガリ・カレイドス、色彩・文化・技巧 ■時代のプリズム、日本で生まれた美術表現1989-2010

*下記□の2展を観る. ■国立新美術館,2025.9.17-12.8 □ブルガリ・カレイドス,色彩・文化・技巧 ■作家:ララ・ファヴァレット,森万里子,中山晃子ほか,会場設計:SANAA,フォルマファンタズマ ■「日本におけるブルガリの展覧会としては10年ぶり、過去最大のスケール・・」とあるように、質・量ともに申し分のない内容だった。 展示会コンセプトは「色彩革命」とのこと。 金(ゴールド)、白金(プラチナ)、そしてダイヤモンドを組み合わせた純粋色のジュエリーに、心が高鳴る。 そこに色石が加わると芸術性が一気に際立つ。 先ずは赤か黄か青、次に緑か紫か橙。 色彩が重なり合うことで暖色と寒色の対比が生まれ、より複雑な象徴性が立ち上がってくる。 目が騒ぎ、脳味噌がピクピクと刺激されるような感覚に包まれる。 デザインはシンプルながら、蛇(セルペンティ)のモチーフも登場する。 作品の多くはブルガリ・ヘリテージ・コレクション所蔵だがサウジアラビア王室や女優エリザベス・テーラーの名前も見受けられ、華やかな雰囲気が垣間見える。     「単色系からサファイア、ルビー、エメラルドを取り入れ、その後アメシスト、シトリン、ターコイズなどに広げていくアプローチはブルガリ・スタイルの特徴となり、色石の魔術師としての名声を確かなものにした」という解説にも納得。 この目でブルガリの色彩史を存分に堪能することができた。 *美術館、 https://www.nact.jp/exhibition_special/2025/bvlgari_kaleidos/ □時代のプリズム,日本で生まれた美術表現1989-2010 ■作家:森村泰昌,草間彌生,椿昇,村上隆,宮島達男,奈良美智,山城知佳子ほか ■登場する作家は50人と多いが、20年の歴史を扱うには少なく感じられる。 展示は「プロローグ」と「イントロダクション」で始まり、「新たな批評性」、「過去という亡霊」「自己と他者と」「コミュニティ持つ未来」と章が続いていく。 既知の作家や作品が多かったので会場を足早に廻ることにした。 今回は見逃していた映像作品を中心に鑑賞する。 「若き侍の肖像」(小泉明朗、2008年)、「pH」(ダムタイプ、1992年)、「OR、ダイジェスト版」(ダムタイプ、1998年)などを観る。 「仮面劇のためのプロジェクト<ヒ...

■ダムタイプ|アクション+リフレクション  ■ミナ ペルホネン/皆川明 つづく  ■仮の声、新しい影

*以下の□3展を観る. ■東京現代美術館,2019.11.16-2020.2.16 □ダムタイプ|アクション+リフレクション ■アーカイブ展に近いが再編集した新作も展示されている。 たとえば25台のレコード盤を再作した「Playback」(2018年)が先ずは目に入る。 この1989年公演時の記録ビデオも上演している。 次の「MEMORANDUM OR VOYAGE」(2014年)は「OR」(1997年)「MEMORANDUM」(1999年)「VOYAGE」(2002年)を基にした作品なの。 大画面は迫力が違うわね。 今回上映の記録ビデオは約10本(80分)。 この中で「S/N」(1994年)が一番完成度が高いかな? その前の「pH」(1990年)でふっ切れた感じが出ている。 それまではダンスとマルチメディアがすれ違っているからよ。 パフォーマーたちに日常が見えてしまっている。 でも「pH」で肉体を解放したと思う。 「S/N」ではその肉体をマルチメディアに同期させることができた。 肉体のデジタル化ね。 ここに作者たちの言う「愛」「性」「死」「カネ」・・が舞台上に現れてくる。  ダムタイプのパフォーマンスは二つに分類されると思う。 一つはダンス、装置や道具で舞台が狭いとマイムや演劇に近づいていく。 「pH」と「S/N」は両者を融合できたことも面白い理由かもしれない。 ところで映像作品の展示方法を検討する時期だとおもう。 チケットを購入したら期日限定でスマホで観られたら便利よね。 展示会場内だけでもこのようにできたら嬉しいわ。 *美術館、 https://www.mot-art-museum.jp/exhibitions/dumb-type-actions-reflections/ □ミナ ペルホネン/皆川明 つづく ■皆川明の全貌がみえる。 8章で構成された会場はどれも個性が出ている。 「特別な日常服」をコンセプトにしている衣装ブランド「ミナ ペルホネン」。 「100年つづくブランドを」の思いでファッション活動を始めたらしい。 女性用が多いから彼のブランド名を知っている人は偏っているはず。 現在は家具や食器の制作、映像や舞台などで活躍を広げている。 なんと建築作品「シェルハウス」の実物まで展示されているの。 また「 書を捨てよ街へでよう 」(藤...

■ダムタイプ「S/N」と90年代京都

■早稲田大学演劇博物館,2011.9.21-2012.2.4 ■博物館2階廊下でのヴィデオや資料だけの小さな展示構成。 なぜ京都にダムタイプのような特異なパフォーマンスグループが発生したのか?を論じているの。 会場は同時開催の市川團十郎展が混んでいたせいかいつもと違って落ち着けなかったわ。 ①大学に囲まれている河原町近辺の特異性②ゲイ文化の影響③90年代バブル崩壊のダメージが少なかった。 これらが混ざり合ってグループが発展したのが背景にあるようね。 多分東京でいうと60年代前半の神田周辺に近いイメージかも。 そして組織としての進め方に核心的秘密があるのかもしれない。 フラットな組織でのコミニュニケーションや意思決定方法にね。 ダムタイプに興味を持っている人はよいとしても、持っていない人には最悪の展示会よ。 *現代演劇シリーズ第38弾 *館サイト、 https://www.waseda.jp/enpaku/ex/1249/

■会田誠とChim↑Pomのカラス  ■シュウ・ジャウェイ(許家維)  ■クロニクル京都1990s  ■カタストロフと美術のちから展

■森美術館,-2019.1.20 □会田誠とChim↑Pomのカラス ■Chim↑Pomのカラスは傑作だとおもう。 都会の空を覆う鴉の群舞と鳴声は異様としか言いようがない。 眺めていると動物としての不安が甦るからよ。 会田誠の不気味な鴉を並べると相乗効果は抜群! カタストロフ展では福島原発事故現場を背景に日の丸を描いて掲げるのかと見ていたら、丸に3枚の扇を追加して放射能標識付日の丸にしてしまう。 原発事故の衝撃力を国旗で表現するとはお見事! *館サイト、 https://www.mori.art.museum/jp/exhibitions/mamcollection008/index.html □シュウ.ジャウェイ(許家維) ■台湾出身の映像作家シュウ・ジャウェイの作品5本を上映。 最初の「・・故人たちの証言」が面白かったので5本全てを観てしまったわ。 日本統治時代の油脂工場跡地を映し出しながら当時の関係者が証言していく。 そして能「高砂」が高砂国や高砂族に通ずるという。 また日本が台湾に地質学者を派遣し鉱山発掘をおこなった話が「核崩壊タイマー」。 鉱物ジルコンを探すが失敗に終わる。 どれも大戦頃の実話に台湾の自然が融合して興味ある内容になっていた。 他に「回莫村」「諜報局の廃墟」は米ソ冷戦時代のタイ国諜報員の話で驚きが一杯ね。 許家維を知ることができたのが今日の成果よ。 上映時間は10分以内が多いので助かったけど、カタストロフ展は数十分の作品があるから大変。 長編は最初の数分で見る見ないを判断する必要がある。 映像作品の展示方法は検討余地あり。  *館サイト、 https://www.mori.art.museum/jp/exhibitions/mamscreen009/index.html □クロニクル京都1990s-ダイアモンズ.アー.フォーエバー,アートスケープ,そして私は誰かと踊る- ■中身が一杯詰まった贈り物のような会場だわ。 2011年の展示会「 ダムタイプS/Nと90年代京都 」をより詳細に落とし込んだ内容にみえる。 京都の美術系大学を中心に美術・音楽・ダンスなど90年代を記録と映像で紹介。 高校文化祭のように文章が細かく映像が多くてつまみ食いするしかない。 「カタストロフと美術のちから展」を皮切りに館内を歩き回って既に...

■新たな系譜学をもとめて-跳躍/痕跡/身体-

■東京都現代美術館,2014.9.27-15.1.4 ■副題は「身体の痕跡を辿り新たな跳躍をしよう」ということね。 作品の陳列順序はナゼか複雑。 気になった作品を書いていくわ・・ 1.ダムタイプ「TRACE/REACT」(2014、音響) 超指向性スピーカを使用した作品。 目を瞑と広い空間の中に居るみたいでづっと座って聞いていたかった。 2.シャロン・ロックハート「エシュコル=ヴァハマン式記譜法における4つのエクササイズ」(2011、映像) ノア・エシュコルは初めてよ。 腰と肘を中心にしてヨガの動きを速くしたような振付なの。 精神的に安定してるから見ていても草臥れない。 展示室にはパッチワーク作品が飾ってあるの。 彼女がデザインを考えダンサーが縫ったようだけどダンス作品との関係は薄い感じ。 でも彼女の美学が分かって面白い。 3.チョイ・カファイ「永遠なる夏の嵐」(2013、映像) 土方巽「夏の嵐」を記録するため、実験者の神経に電気信号を流して舞踏と同じ動きを電気媒体に保存するの。 デジタル化指向の行き過ぎかも。 作品はともかく芸術家としては楽しそうな人ね。 4.チェルフィッチュ「4つの瑣末な駅のあるある」(映像) これは元々チェルフィッチュの役者身体の動きや喋り方に特徴があるから分割して作品にできるの。 掘り下げれば面白い結果がでるかもしれない。 でも作品としての舞台も観ておきたい。 5.インバル・ピント&アブシャロム・ポラック・ダンスカンパニ「ウォールフラワ(2014)」「DIO-CAN(1993)」(映像) 前者はこの現代美館で上演したので取り上げたのかしら? 完成度の高い作品にみえる。 後者は身体に絵具を付けて背景の壁に塗っていくとても刺激的なパフォーマンス。 20年の時代差を意識してしまうわね。 6.土方巽「肉体の叛乱」(1968、映像) 地下展示会場は「夏の嵐」で始まり「肉体の叛乱」で終わるとは、やはり土方巽の存在は大きい! ところで映像作品には椅子を2,3用意して欲しい。 ここは客が少ないから可能なはずよ。 どの美術館でも映像作品の展示は無理が出ているわね。 (7.)大植真太郎、森山未來、平原慎太郎「これがダンスに見える日」 展示室が離れていたので見落とした! 出口の掲示を見過ごしたかしら? ・・以上6点が会場で長く足を止...