■会田誠とChim↑Pomのカラス  ■シュウ・ジャウェイ(許家維)  ■クロニクル京都1990s  ■カタストロフと美術のちから展

■森美術館,-2019.1.20
□会田誠とChim↑Pomのカラス
■Chim↑Pomのカラスは傑作だとおもう。 都会の空を覆う鴉の群舞と鳴声は異様としか言いようがない。 眺めていると動物としての不安が甦るからよ。 会田誠の不気味な鴉を並べると相乗効果は抜群!
カタストロフ展では福島原発事故現場を背景に日の丸を描いて掲げるのかと見ていたら、丸に3枚の扇を追加して放射能標識付日の丸にしてしまう。 原発事故の衝撃力を国旗で表現するとはお見事!
*館サイト、https://www.mori.art.museum/jp/exhibitions/mamcollection008/index.html
□シュウ.ジャウェイ(許家維)
■台湾出身の映像作家シュウ・ジャウェイの作品5本を上映。 最初の「・・故人たちの証言」が面白かったので5本全てを観てしまったわ。 日本統治時代の油脂工場跡地を映し出しながら当時の関係者が証言していく。 そして能「高砂」が高砂国や高砂族に通ずるという。 また日本が台湾に地質学者を派遣し鉱山発掘をおこなった話が「核崩壊タイマー」。 鉱物ジルコンを探すが失敗に終わる。 どれも大戦頃の実話に台湾の自然が融合して興味ある内容になっていた。 他に「回莫村」「諜報局の廃墟」は米ソ冷戦時代のタイ国諜報員の話で驚きが一杯ね。 許家維を知ることができたのが今日の成果よ。
上映時間は10分以内が多いので助かったけど、カタストロフ展は数十分の作品があるから大変。 長編は最初の数分で見る見ないを判断する必要がある。 映像作品の展示方法は検討余地あり。 
*館サイト、https://www.mori.art.museum/jp/exhibitions/mamscreen009/index.html
□クロニクル京都1990s-ダイアモンズ.アー.フォーエバー,アートスケープ,そして私は誰かと踊る-
■中身が一杯詰まった贈り物のような会場だわ。 2011年の展示会「ダムタイプS/Nと90年代京都」をより詳細に落とし込んだ内容にみえる。 京都の美術系大学を中心に美術・音楽・ダンスなど90年代を記録と映像で紹介。 高校文化祭のように文章が細かく映像が多くてつまみ食いするしかない。 「カタストロフと美術のちから展」を皮切りに館内を歩き回って既にヘトヘトよ。
*館サイト、https://www.mori.art.museum/jp/exhibitions/mamresearch006/index.html
□カタストロフと美術のちから展
■上記を参照してネ。
*六本木ヒルズ.森美術館15周年記念展
*館サイト、https://www.mori.art.museum/jp/exhibitions/catastrophe/index.html