■アール・デコと異境への眼差しーエキゾティックXモダンー

■東京都庭園美術館,2018.10.16-2019.1.14
■得意のアール・デコで今年を締め括るつもりのようね。 しかも本命ポール・ポワレを並べるとは御機嫌ね。 でも聞かない名前も多い。 菅原清造とジャン・デュナン、ウジェニー・オキン・・。 資産家ナンシー・キュナードや自動車会社シトロエンの行動も。
これら総括としての1925年パリ万博(通称アール・デコ博)、1931年パリ国際植民地博覧会は当時の植民地政策に沿っている。 強烈な何者かを持っていたアフリカ・アジアに近づくため芸術家はこの政策に乗らざるを得なかったの? A・ブルトンたちは博覧会に反対したようだけど・・。
そして「フランス・アール・デコのイメージ・ソース」にこの異境を「エキゾチシズム」として受け取ったのは大戦に挟まれた束の間の休息が作り出した現実逃避の気分と合致したのかもよ。
ところで「30年代美術館」が多く目に付いたけど行ったことがない。 館名だけを見ると意味深で面白そう。
*館サイト、https://www.teien-art-museum.ne.jp/exhibition/181006-190114_exotic.html