■ボストン美術館-華麗なるジャポニスム展-

■世田谷美術館,2014.6.28-9.15
■タイトル通りの展示でした。 外国作品の横に日本の作品を並べて、どれだけ日本の作品から影響があったかを解説していきます。 影響の度合い、つまり日本文化を直接用いたか又は間接的かで二種類に分けられます。
前者はモネの「ラ・ジャポネーズ」などです。 後者はゴッホ「子守唄、・・」などですが、細かい部分まで影響力を論じているので眉唾物に聞こえてしまう場合が多々ありました。
例えば、木々のざわめきや配置、雪の景色や街路を見下ろす風景が、浮世絵の俯瞰構図・前景遮蔽・近接拡大・画面端対象切断・格子状画面と類似性が語られます。 しかし画家は浮世絵だけを見ていたわけではないはずです。
ところで「ラ・ジャポネーズ」は布柄の武者が飛び出てくるような立体感があり面白いですね。 数点を除き小粒の作品が多かった感じです。