■ゴー・ビトゥイーンズ-こどもを通して見る世界-

■森美術館、2014.5.31-8.31
■展示内容を想像できなかった。 しかし行ってみたら呆気なかった。 大人からみる世界の中の子供の姿であった。 でも移民や貧困・収容所・国際養子縁組・国籍結婚など子供たちにとっては大変に違いない。 作品構成を図にすると、
①オトナ→世界→コドモ
次に生活の場の中の子供を作品にしたもの、つまり自分の子供たちを描いている。 これは、
②オトナ→コドモ(→世界)
①と②はうまく分けられない。 ①に吸収されそうだ。 強引に世界が間に入ってしまう。 最後は子供の作品で、
③コドモ→世界(→オトナ)
作品の90%以上が①と②である。 「コドモがわかったつもり」から逃げられないオトナの展示会に見えるが、③もあることから会場は親子連れが多い。 夏休み向けである。 この季節はこの種の展示会が多くなる。
森美術館は「LOVE展」や「アウト・オブ・ダウト展」など予想のつかない企画展が多い。 今回も何が出るか楽しみだったが、残念ながら驚きは少ない。