■藤本壮介展-未来の未来-

■ギャラリー・間,2015.4.17-6.13
■第一会場は歩く隙間もないくらい模型が陳列されています。 それも100円ショップで売っているような、小学生が図工で作ったような、駄菓子のおまけのような模型です。 つまり身近な材料の横に小さな人形を置けば建築が出現する。 観客は小人や巨人になってその作品を見詰めます。
第二会場に入ると実作品が写真ですが貼ってあります。 身体が興味を示します。 想像でその建築の中を歩き回りたくなる。 例えば「L’ARBRE BLANC」は予期しない感覚が押し寄せてきます。 視線や匂いや声の方向や広がりが不透明だからでしょう。 身体が拡散する不安も湧き起る。 「未来の種をまく」と言ってますが、彼自身が新種の建築家ですね。
*館サイト、http://www.toto.co.jp/gallerma/ex150417/index.htm