■ウフィツィ美術館展-黄金のルネサンス、ボッティチェリからブロンヅィーノ迄-

■東京都美術館,2014.10.11-12.14
■ボッティは「パラケン」だけ? 行ってみたら10点近くも展示されていた。 おまけが付いて嬉しい気分だ。
ウフィツィ美術館では「ヴィーナス誕生」の横に陳列されていたはずである、昔のことだが。 しかしこの「パラケン」の方が強く印象に残こったことを覚えている。 理由はボッティの中ではパラスの顔が一番端整だからである。 この顔はダヴィンチに通ずるところがある。 つまりルネサンスの典型顔ということだ。
しかしボッティは固い。 よそよそしさが残っている。 この余所余所しさを取り除いて初めてルネサンスの黄金期と呼べるだろう。 それにはレオ、ミケ、ラファを待たねばならない。 もちろん猫の名前ではない。
他にはブロンジィーノの肖像画6点が気に入る。 初期を含めてのルネサンスはご無沙汰であった。 久しぶりに再会できてまたまた嬉しい気分だ。
*館サイト、http://www.tobikan.jp/exhibition/h26_uffizi.html