■ザハ・ハディド  ■抽象の楽しみ  ■高畠依子展

■東京オペラシティアートギャラリー,2014.10.18-12.23
■ザハ・ハディド
■嬉しい企画だわ。 東京オリンピック新国立競技場の動向がみえなかったからよ。 会場は素晴らしい。 ここでのジャン・ヌーベルや伊東豊雄の展示会を思いだしちゃった。 場内は彼女のアンビルド時代を意識した陳列作りにみえる。 
「ザ・ビーク」の延長である「ヴィトラ社消防所」までは抽象絵画をそのまま建築に移し変えたような感じね。 でもマッスのある建物には移せない。 3D映像の「ギャラクシーSOHO」は気が抜けたようだわ。 この平凡さを越えるには高さを求める以外にない! 「北京商業中心コア・エリア」はこれで持ちこたえているし、ドバイの「オーパスタワー」は体積充満だけど周囲の高層建築がそれを許しているの。 しかも砂漠だし。 彼女の作品は<類は友を呼ぶ>特徴を持っているのかもしれない。 これに生物的な匂いのない事が加わる。 
だから低階層で体積のある建物にする場合は周囲とのマッチングがとても重要。 新国立競技場の場合は周囲に高層建築が連なっていれば「北京商業中心」のように全体を維持できるの。 でも周りが公園だと違和感が先立つのね。 新競技場を異物として本能が感じちゃうのかもしれない。
この欠点を回避するには競技場を東京湾に持っていけばよいかも。 海は砂漠と同じで生物も無生物も受け入てくれる場所だから。 神宮外苑には合わないということね。
*館サイト、https://www.operacity.jp/ag/exh169/
■抽象の楽しみ
■加納光於は空間的緊張感があっていいわね。 逆に白石由子は色彩的ホンノリ感でホッとする。
*館サイト、https://www.operacity.jp/ag/exh170.php
■高畠依子展
■布をキャンバスに貼ってあるかと思った。 よくみたら描いているの。 ・・。 ハッハッハッ。
*館サイト、https://www.operacity.jp/ag/exh171.php