■ウィレム・デ・クーニング展

■ブリジストン美術館,2014.10.8-2015.1.12
■日本初公開27点を含む展示会である。 ポロックは知っているがクーニングは知らない。 なるほど作品をみればナゼ一般人に無名なのかがわかる。 一つは具象と抽象のどちらでもない中途半端な為である。 理解できないだけではなく不安も先走る。 二つめは対象が女体であるがこれもどっちつかずの感じだ。 滑らかさも無く想像し難い。 しかも会場で分かったことがある。 作者は端整で物静かな顔立ちだが、作品と落差があるのでA・ヒッチコックのサイコ映画に登場するような内なる狂気を秘めている人物なのでは? これらが重なり合い素人は直観的に避けたのかもしれない。 美術界では時代の位置づけからみて重要人物なのだろう。
改装があったようだ。 「ピエール・スラージュと新収蔵作品」「堂本尚朗とザオ・ウーキ」」「パナソニック4K」の部屋が出現していた。 堂本尚朗が去年亡くなったことを知る。 4Kディスプレイをいじったが拡大できるのがいい。 部屋ごとに置けば利用者も増えるだろう。 但しデータの弛まぬ更新が条件である。