■クリスチャン・ケレツ展

■ギャラリー間,2013.7.19-9.28
「ルール」と「模型」のことがチラシに書いてある。 会場へ行ったが模型は見えたがルールは見えない。 あたりまえだが。 模型に立ち現れるリアリティと具象化については彼の言い分がよくわかる。 ルールを探したがそれは還元又はミニマルのようだ。
しかし作品はいただけない。 「鄭州高層ビル1,2案」「ロイチェンバッハ学校」は無機質感が漂う。 これをみて伊藤豊雄作品の有機感と比較してしまった。 「パライゾポリスの公営住宅」を俯瞰するとやはり同じである。 生活の豊かさは疑問である。
骨があって肉がないような考え方だと本人も言っているが、その向こうにあるものを見せて欲しい。 会場が狭いから骨だけで我慢するしかないのか。