■川合玉堂

山種美術館,2013.6.8-8.4
並べてみると55歳前後の作品が一番キリッとしてしていますね。 脳味噌が最高潮です。 その後は脳活動の衰えと経験の豊かさの二つが混ざり合ってより親しみやすさが増していきます。 これで何度見ても飽きがこないのでしょう。
玉堂の一番の色は水です。 「春風春水」の川の色です。 よく描かれる鵜飼は篝火と煙で水に色がありません。 この流れの速い水色が山々や木々に湿感を与えて日本の風景を決定づけています。 途中展示替えをして所蔵全点を紹介するようです。