■輝ける皇妃・エリザベート展

■そごう美術館、2013.1.12-23
エリザベートにはどこまでが実伝なのかいつも曖昧さが漂っている。 所蔵品や資料、写真でこれを振り払うようにしている展示会ね。 しかも自身の持つ長所や美しさを戦略にまで高めた方法論に作品が集約されているの。
このテーマに添っての流れに澱みがないからとても面白い。 家や家具、装飾品の設計、部屋に吊り輪や平行棒を置いての肉体鍛錬、140頭の愛馬を持っての乗馬、一日2時間の髪の手入れ。 彼女の実像がはっきりしてくる。
でも歴史的にはハンガリーへの親近感から来るオーストリア=ハンガリー帝国の成立に寄与したぐらいかしら? 好きな旅行の途中に暗殺されたけど19世紀末の波乱の人生を送ったのね。 坐骨神経痛持ちのウエスト50cmでは大変だったはずよ。