■操上和美展  ■機械の眼・カメラとレンズ  ■日本写真作家協会(JPA)会員展・地球はいま

■東京都写真美術館、2012.9.29-12.2
粗粒子や傷を含んだまま現像されているモノクロ写真は<時>を意識するのは必然の流れだわ。 被写体も時に埋没していて抜け殻のようにみえる。 だからシリーズ「NORTHERN」はあまりにも退屈、「陽と骨」よりもね。
「被写体は愛の対象物だ」と言ってるけど愛も時の中に消えていくしかない。 これは映画「ゼラチンシルバーLOVE」にもいえることね。 それはゆで卵だけにリアルさが残ってしまったからよ。
機械の眼・カメラとレンズ、2012.9.22-11.18
やっとカメラに到着。 「光の造形」(*1)で操作技法、「自然の鉛筆」(*2)でフィルム、そして今回がシリーズ最後。 フォーカスが少しわかったわ。 焦点距離との関係がね。 大判カメラや35mmカメラの歴史的存在意義もね。 どう?凄いでしょう?
日本写真作家協会(JPA)会員展・地球はいま、2012.10.6-10.21
入選した会員の200作品が展示されているの。 多くの作品は一発勝負だとわかる。 だから1枚1枚みていくのに飽きが来ない。 ・・写真家のプロとアマの違いは何か?を考えちゃった
1.写真に対して高度な挫折経験があること。
2.企画力を持っていること。 
または写真向きの良い地頭を持っていること。この二つがプロの必要条件ね。 写真という文字を除けば世間の会社員と同じような条件になってしまったの。 これが今の写真芸術の姿かもしれないわね。