■アラブ・エクスプレス展

■森美術館、2012.6.16-10.28
http://www.mori.art.museum/contents/arab_express/index.html
■アラブ世界と言えば砂漠、石油、宗教、戦争が頭に浮かぶはずよ。 これは日本のフジヤマ、ゲイシャと同じだとこの展示会は言っているの。 でも「神の御名において止めよ」では汝の敵を隣人を愛せと言っているのにデモや戦車の映像ばかり。
ムニーラは「ラワーンの歌」の中でわざわざ戦争の話はしないと言っているのは日常が戦争状態なのよ。 もちろんアラブには十数ヶ国もあるから一緒くたにはできないけど。 そして美術の位置づけがまったく見えないから美術展というよりアラブ生活展ね。
四つん這いになって街の中を歩き、これを見た市民が抗議をしている映像作品があったけどやはり宗教?の影響は想像以上よ。 他作品をアラブの人々はどうみているかもっと知りたいわ。
会場をあとにしても結局は砂漠、石油、宗教、戦争しか残らなかった。 というよりこれらがごちゃまぜになっちゃったの。 どうしましょう?