■マックス・エルンストーフィギアxスケープ-

■横浜美術館,2012.4.7-6.24
■作品を前にするとマックス・エルンストだとわかるけど、観終わったら忘れてしまう画家だった。 でも今回はジックリ観たの。 フロッタージュ、グラッタージュ、デカルコマニーは新しく覚えたけど今までの記憶にあるエルンストはこれだったのよ。 でも新しい発見はコラージュ・ロマンよ。 「百頭女」、「カルメル修道会・・」、「慈善週間・・」や「完全な歌」などとても演劇的ね。 ひさしぶりに作品の前で想像力が羽ばたいた。 コラージュ自体が現代演劇に深く関与しているからよ。 またL・ブニュエルの「黄金時代」に出演していたとは驚きだわ。 そして「彫刻は両手を使う。 愛撫のときと同じように・・」と言っているけど思った以上にエルンストは身体重視なの。 ところで展示会の副題が「フィギュアxスケープ」だったけど意味不明ね。