■今和次郎採集講義展-時代のスケッチ、人のコレクション-

■汐留ミュージアム,2012.1.14-3.25
■「自身を見つめ直し豊かな生活をつくりだす為の真の創造をおこなうことが芸術である」。 住居・衣服を中心テーマにして総合的な生活学を構築した今和次郎は言っています。
関東大震災で倒壊後のバラックを対象に「バラック装飾社」を創設したり、「考現学」と称しての風俗調査はアッと驚き!です。 「井の頭公園自殺者地図」、「学生食堂の茶碗の割れ具合」、「オシメの文様採集」・・など々。
また19世紀末のロンドン、ニューヨークで登場したセツルメント運動であるソーシャルワークにも建築を通して接近していて活動の広さも桁違いです。 40年間をジャンパーで通したそうですが金正日の姿を思い出してしまいました。
今は石子順造の大先輩にみえます。 今は生活の表側、石子は生活の裏側を歩いた違いがありそうです。 両者が合わさって日常生活に真の深みとコクの芸術性が出るのではないかとおもいます。