■DOMANI・明日展

■国立新美術館,2012.1.14-2.12
■未来を担う美術家たち8人の作品展である。 塩谷亮の写実絵画の何枚かが気に入る。 「朝の情景」は位置関係から来るのか観ていて目眩がする作品である。
津田睦美は19世紀末からのニューカレドニアへのニッケル採掘の日系移民をテーマにしているが初めて知った。 スライドショー「ニューカレドニアの日本人」(9分)が上映されていたが、写真の持っている情報量の質と量に納得。 当時の風景が蘇ってくる。
阿部護の工事現場から持ってきたような鉄のドラム缶やコイル巻は置いてあるだけだが計算され尽くしているように見える作品である。 児嶋サコのネズミは人間と同じ哺乳類を意識した絵だ。 ・・・。
感動するような作品は無かったが、未来を担ってくれるとは心強い。
*館サイト、http://www.nact.jp/exhibition_special/2011/domani2011/