■ジャクソン・ポロック展

■東京国立近代美術館
■酒の飲み過ぎで面倒くさくなった。 これでポーリング技法を始めたようにみえるわ。 ドリッピングもスパタリングもその延長ね。 頭を使うオールオーヴァだけはなんとか維持していた。 これが機能していたから作品として成り立っていたのよ。
しかしブラック・ポーリングに向かった時に何故かオールオーヴァを捨ててしまった。 だから後は転げ落ちるだけね。 1945年にクラスナーと結婚してイースト・ハンプトンに農家を買った頃が彼の一番幸せな時だわ。
そして飲酒運転での44歳の事故死は既に決められていたような悲劇だった。 彼は一瞬の間、時代と共に走った。 自身ではどうすることが出来無くても時代が引っ張ってくれる時ってあるのよね。
*館サイト、http://www.momat.go.jp/Honkan/jackson_pollock_2012/index.html