■重森三玲展-北斗七星の庭-

■ワタリウム美術館,2011.12.4-12.3.25
■東福寺方丈庭園の原寸大?模型が二点あったがとても窮屈な展示だ。 この狭い館では諦めるしかない。 インタビュや約20の庭園紹介を7,8台のビデオで上映している。
三玲は職人のような顔つき、体格である。 ミケランジェロのようだ。 石を扱うとこのような身体になるのか?
「石を自然から切り離せ」、「古典を再現してはいけない」、「力強くなければ面白くない」と彼は言っている。 作品はこれらの困難をクリアしているからさすがである。 襖や天袋・地袋、掛軸なども作っているが石のノリである。 こちらは好みが分かれるだろう。
庭園ビデオを観ているとズッシリと疲れる。 これも石のせいだ。 イサム・ノグチも登場していたが、彼くらいのデカイ体格でないと並の観客は石の重さに耐え切れないだろう。
*館サイト、http://www.watarium.co.jp/exhibition/1111shigemori/index2.html